Q&A
細胞培養用培地(組成・COA・SDS・特注等)、HYDROX(保管・コーティング・回収法等)、Myco Finder・VirFinder・BactFinder/FungiFinderの操作・バリデーション・判定方法など製品カテゴリ別に詳細なFAQを掲載。掲載外のご質問はお問い合わせフォームへ。
細胞培養用培地
細胞培養用培地の組成が知りたい
技術情報から培地組成一覧をご参照ください
試験成績書(COA)がほしい
製品コードとロット番号を記載の上、お問い合わせください。コスモ会会員の方はこちらから確認可能です
安全データシート(Safety Data Sheet)がほしい
こちらから、製品コードを入力することで確認することが可能です
既存培地の一部組成変更対応は可能ですか?
(例)アキュディア™ RPMI1640培地① 炭酸水素ナトリウム、フェノールレッド不含の特注対応は可能か?
(例)アキュディア™ RPMI1640培地① 炭酸水素ナトリウム、フェノールレッド不含の特注対応は可能か?
特注品として対応可能な場合がございます。お問い合わせください
大口包装品はありますか?
大量にご使用になる場合、特注品として1kg包装や10kg包装品の対応が可能です。代理店様、もしくは弊社までお問い合わせください
分包培地の半量を使用することに問題はありますか?
正しく秤量すれば使用可能です。ただし、残りについては保管に十分注意下さい。
細胞培養用培地の使用期限が切れたものは使えないのでしょうか?
培地組成の大部分は塩化ナトリウムで、それに様々なアミノ酸やビタミン類、蛋白成分、抗生物質等が混ざりあっています。これらは、単体では長期間保存が可能ですが、複合物は保存環境や継時的にいろいろな影響をうけますと、成分同士が反応する場合が考えられ、一概に何年持つかどうかは言えません。メーカーが保証しているのは使用期限内の製品です。
HBSS-ハンクス液①のろ過滅菌方法は?
培地を調製し、炭酸ナトリウムでpHを調製した後、孔径0.45~0.2μmのメンブレンでろ過滅菌してください。
イーグルMEM培地①、②、③の違いは?
イーグルMEM①はカナマイシン、フェノールレッド含有でグルタミン、炭酸水素ナトリウム不含です。②はカナマイシン含有で、フェノールレッド、グルタミン、炭酸水素ナトリウム不含です。③はカナマイシン、フェノールレッド、グルタミン、炭酸水素ナトリウムの全てが不含です。
アキュディア™ RPMI1640培地①を2倍濃度で調製する場合、培地は溶解しますか?。また、pH調製のために添加する炭酸水素ナトリウムの量も2倍量いれるのでしょうか?
アキュディア™ RPMI1640培地①を2倍量で調製しても、溶解します。また、炭酸水素ナトリウムも2倍量入れてください。あとは、pHメータで7.1付近を確認しながらCO₂をバブリングしてpHを調製後にろ過滅菌すればご使用になれます。
ダルベッコPBS(ー)粉末は、リン酸緩衝生理食塩水に使われるPBSと同じですか。また、使用する際に、pH補正はした方が良いでしょうか。
PBSと同じです。pH補正は行った方が良いと思います。
ダルベッコPBS(ー)粉末の溶解後pHを教えてほしい。
pH7.30~7.65です。
ダルベッコPBS(ー)粉末を溶解調整後、どの位の期間保存可能か?
密栓し冷暗所(2-10℃)で保存してください。保存期間はご自身でバリデーションしてください。一般的には1週間~10日間程度は可能と考えます。
三次元細胞培養基材HYDROX
HYDROXの保管温度は?
室温で保管してください
HYDROXを溶解させるエタノールの濃度に指定はありますか?
95%エタノールをご使用ください
エタノール溶解の条件はありますか?
70℃の恒温槽で10分間加温してください
培養プレートへのコーティングの乾燥条件は?
安全キャビネットやクリーンベンチ内でオーバーナイトで風乾させてください
コーティング後のプレートの使用期限と保管条件を教えてください
室温で1か月程度保管可能です
コーティングするプレートの種類に指定はありますか?
一般的な低吸着のプレートを推奨します
1キットでプレート何枚分作成可能でしょうか?
ラージサイズ1 キットで24 ウェルプレート 5 枚分、レギュラーサイズ1キットで24 ウェルプレート 1枚分の作成が可能です(10㎎/ウェルの場合)
培養期間中にHYDROXの追加はできますか??
培養期間中のHYDROX追加はできません
培地交換はどのように行えばいいでしょうか?
半量交換を推奨いたします
細胞の回収方法を教えてください
培養プレートに培養中の培地と等量の培地・PBSを添加し、穏やかにピペッティングします。遠沈管などに移し、遠心分離を行うことでスフェロイドのままで回収が可能です
購入前に詳細を知りたいです
技術説明を承っております。お気軽にお問い合わせください(CellCulture@sdc.shimadzu.co.jp)
マイコプラズマ否定試験試薬 Myco Finder
A法、B法の代替法に用いるにはどのような条件を満たす必要がありますか?
局方で定められたマイコプラズマ7菌種について、同等性試験を実施し、A法(培養法)では10 CFU/mL、B法(指標細胞を用いたDNA染色法)では100 CFU/mLを検出可能なことを示す必要があります。
検出結果から菌種の同定はできますか?
本キットは多くのマイコプラズマ等に共通して存在するDNA配列を増幅し検出しているため、検出結果から菌種を区別することは出来ません。
付属の陽性コントロールを用いて検量線を作成し、マイコプラズマの定量はできますか?
本キットは定性キットであり、定量性は担保されておりません。
内部対照はありますか?
細胞種由来のハウスキーピング遺伝子を用いた内部対照は設定されておりません。
試験に用いる細胞数の上限はいくつですか?
キットバリデーションではCHO細胞DG44株1×10⁶個/mLの細胞懸濁液から抽出されたDNAをサンプルとして試験を実施しています。抽出によって得られるDNA量は細胞種によって異なるため、ご使用になる細胞に応じて最適な細胞数の検討が必要です。
1反応当たりのDNAの最大量は何µgですか?
弊社の検討では2µg/反応まではPCR反応阻害がない事を確認しています。
培養上清を用いた試験の実施は可能ですか?
培養上清を検体とした場合には十分な感度が得られない恐れがあります。培養上清を使用する場合には遠心分離による濃縮等の十分な感度が得られるような条件検討が必要になると考えます。なお、弊社では上清に存在するマイコプラズマを効率的に回収する試薬(MycoCollect)も販売しております。詳しくは営業担当にお問い合わせください。
キット以外に必要なものは何ですか?
リアルタイムPCR装置(2波長対応)、DNA抽出キット、マイクロピペット、フィルターチップ(滅菌済、DNase・RNaseFree)、ミキサー、ヒートブロック、遠心分離機(20,000×g対応)、1.5mLマイクロチューブです。
クリーンベンチや安全キャビネットは必要ですか?
環境汚染の観点から、生菌の調製や核酸抽出操作ではこれらの設備を使用することを推奨いたします。
ストリップのチューブにロングタイプ(200μL用)はありますか?
ストリップはショートタイプのみです。ご使用の機器がロングタイプのみ対応の機種の場合、ストリップA⇒ストリップB⇒ロングタイプチューブのように試薬をサンプルで溶解した後、ロングチューブへ全量移して使用していただくことが可能です。
リアルタイムPCR装置にセットできる反応容器が専用のものです。どうすれば良いですか?
ストリップA⇒ストリップB⇒専用容器のように試薬をサンプルで溶解した後、全量移して使用していただくことが可能です。
抽出ステップの評価はどうしたらいいですか?
マイコプラズマ参照品を陰性検体に添加し、抽出ステップの評価をして下さい。簡易的に評価する場合は、本製品の陽性コントロールをDNA抽出前の検体(200μL)に添加し、その検体の抽出・測定を実施することで評価することが可能です。陽性コント ロールはマイコプラズマ遺伝子配列以外に陽性コントロール特異的な配列を含み、FAMとROX(もしくはHEX)の2種の蛍光が検出されます。
検体の濃縮条件を教えてください。
細胞懸濁液中のマイコプラズマ菌体を落とすために、15,000rpm(20,000×g)、10分間の遠心分離を推奨いたします。濃縮後はPBS (-)などに再懸濁し、プロトコールに従ってDNAの抽出を行って下さい。
DNA抽出工程は他の方法でも良いですか?
一般的なDNA抽出法や他社キットを用いてもDNA抽出は可能ですが、弊社ではキアゲン社のQIAamp UCP DNA Micro Kitを推奨いたします。
シカジーニアス トータルDNAプレップキット(組織用)を使用する場合のプロトコールを教えてください。
細胞培養液プロトコールを用います。最終溶出液はキット付属のBuffer AEを用いて、液量100μL で行います。詳細は弊社担当窓口までお問い合わせください。
ストリップは切断して使用することは可能ですか?
切断して使用することは可能ですが推奨はしておりません。やむを得ず切断して使用する場合は、PCR装置に供する際にバランスが取れるよう、必ず空いた部分に空のPCRチューブをセットしてください。バランスが取れないと、ストリップの変形や破損に繋がります。また、温度のかかり方に影響し、PCR反応が正しく行われない恐れがあります。
陽性コントロールはどのくらい入れれば良いですか?
本キットの陽性コントロールの濃度は2 x 10³ copies /μLです。DWや陰性検体24μLに1μL添加、または、適宜希釈して使用することが出来ます。希釈時はチューブ等への吸着に注意してください。
試薬にはPassive Referenceは含まれていますか?
本製品には含まれておりません。
製品開封後の使用期限はありますか?
開封後の使用期限は保証しておりません。吸湿による性能低下が懸念されますので、出来るだけ早くお使い下さい。
施設バリデーション、細胞毎のバリデーションは何をすればいいですか?
施設、細胞ごとに局方に記載された7菌種のマイコプラズマ10 CFU/mLを確実に再現性よく検出できることを確認する必要があります。
使用者がバリデーションを行う場合、試験の規定回数はありますか?
局方では具体的な試験実施数の規定はありませんが、使用目的に十分かなっていること、目的の性能が得られることを確認して下さい。
ストリップへのサンプル添加の順番は逆になっても大丈夫ですか?
ストリップはご使用の機器に合わせて選択していただけるようになっており、サンプルをA⇒Bと添加しても、B⇒Aと添加しても正しい結果が得られます。PCR装置に合わせてどちらかの方法を選択してください。
使用している機械では3秒や1秒の設定ができません。どうしたらよいですか?
使用機器で設定できる最小の時間に設定してください。一部機器については参考プログラムを弊社ホームページ にて紹介しております。技術情報から各種リアルタイムPCR装置のプログラム設定例をご参照ください。
実施例に載っていないPCR装置を使用したいのですが、参考となるPCRプログラムはありますか?
95℃;10秒、(98℃;3秒、60℃;15秒)x 45サイクルで試して下さい。60℃の工程は装置によっては15秒が設定できない場合がありますので、その場合は設定できる最短時間でPCRを行って下さい。60℃の工程でシグナルを取得するように設定してください。技術情報から各種リアルタイムPCR装置のプログラム設定例をご参照ください。
細胞に陽性コントロールを添加して抽出・検出ステップを評価しましたが、 PCRがかかりませんでした。原因は何ですか?
- 溶出された核酸溶液に抽出試薬が混入している場合、PCR反応を阻害する可能性があります。溶出操作の前にカラム内に試薬の残留がないかを良く確認し、残留がある場合には空遠心やピペットでの除去などを行ってください。
- PCRへ持ち込まれるDNA量が多すぎる場合、PCR反応が阻害されている可能性があります。DNA量を減らし、PCRを実施してください。
- PCRのプログラム、蛍光検出の設定を再確認してください。また、解析画面の増幅曲線のy軸のスケールが大きすぎる場合、検出下限付近の増幅曲線が目視で確認できない可能性があります。Y軸のスケールを適宜変更してください。
得られたデータの解釈が正しいかどうか判断していただけますか?
弊社でも生データが開ける場合に限り、ランの設定や解析方法が正しいかどうかを確認し再解析することは可能です。詳しくは営業担当にお問い合わせください。
技術的サポートを行っていただけますか?
安全性試薬導入サポートをご提供しております。詳しくは営業担当にお問い合わせください。
ウイルス否定試験試薬 VirFinder
hB2Mとはなんですか?またなぜ測定するのでしょうか?
hB2Mはヒトのハウスキーピング遺伝子であり、ヒト細胞や組織から正しく核酸抽出されていると検出されます。核酸抽出が正常に行われたかどうかを判断するために使用します。
陽性コントロールのコピー数を知りたいです。
キット付属の陽性コントロールのコピー数は各項目の合計値ではなく、項目それぞれのコピー数を示しています。Type-AであればHBV、HCV、HIV-1LTR、HIV-1pol、HIV-2、HTLV、PVB19、hB2Mの8項目のコントロール核酸がそれぞれ2×10³copies/µLずつ含まれています。
推奨核酸抽出キット(QIAamp MiniElute Virus Spin Kit)の操作方法は、抽出キット取扱説明書通りでしょうか?
抽出キット取扱説明書と若干異なる点がございます。詳細についてはお気軽にお問い合わせください。
全血検体からの核酸抽出は可能ですか?
全血からの抽出についてはデータがございません。血清または血漿からであればVirFinderで推奨しておりますQIAamp MiniElute Virus Spin Kitで抽出が可能です。
VirFinderでは検体としての細胞懸濁液は最大5×10⁵個の細胞となっています。細胞数が少ないとウイルス検出が難しくなるのではとも思いますが、細胞数はどのように定めればいいでしょうか?
再生医療等製品の性質上、少量の細胞しか試験に使用できない場合も想定し、キットの細胞数を表記しております。お客様の方で試験に使用可能な細胞数や検出したいウイルス濃度を考慮いただき、検討を行ったうえで適切と判断される細胞数で試験を行ってください。
適応確認機種と今後の適応拡大予定について教えてください。
現在はCFX Connect(Bio-Rad Laboratories)、7500 Fast(Thermo Fisher Scientific)、QuantStudio® 5(Thermo Fisher Scientific)になります。今後、CFX Opus(Bio-Rad Laboratories)でのデータ取得を予定しております。その他の機種につきましては別途お問い合わせください。
VirFinderの感度試験に使用したウイルス標準品の購入先について教えてください。
VirFinderで感度試験に使用した9種類のウイルスのうち7種類はNIBSCから提供されておりますWHO International Standard、国際標準品のないWNV、HTLVについてはZeptoMetrix社のNAT法評価用のウイルス標準品を用いました
無菌試験試薬 BactFinder/FungiFinder
BactFinder、FungiFinder、破砕ビーズ以外に何が必要ですか?
必要な資材類については無菌試験試薬の製品ページから「BactFinder/FungiFinder 迅速試験系プロトコール」をご参照ください。
迅速試験系と高感度試験系の違いを教えてください
迅速試験系は100 cfu / 検体の菌を4時間以内に検出可能な系です。高感度系は前培養工程を経ることで10 CFU以下の菌の検出を可能にした系です(検出時間は前培養+4時間)。
高感度系のメリットはどのようなことでしょうか?
ごく少数の菌を検出できること、元々検体に混入していた死菌やサンプル調製工程で混入した菌の影響を省くことができることです
高感度試験系の前培養の時間は48時間固定ですか?
ユーザー様で適した時間を設定いただくことが可能です。
市販の核酸抽出キットが使用可能とのことですが、推奨キットはありますか?
当社ではQIAamp UCP DNA Micro Kit(QIAGEN社)を使用しております
高感度試験系の陽性判定の基準をCq値の差「6以上」で設定していますが、これはどの施設でも適用できますか?
ユーザー様での設定が必要になると考えております。
高感度試験系で使用する前培養用培地はどのような培地ですか?
日局指定培地と比較して増殖が遅い菌も比較的迅速にPCRで検出できる個数まで増やすことができる培地となっております。また、PCR検出を阻害しない組成となっています。
バリデーションデータは提供可能ですか?
日本薬局方無菌試験との同等性確認を含めたキットバリデーションデータを取得予定です。
高感度試験系の前培養用培地に添加できる液量は何μLでしょうか?
高感度試験法の検体量は100μLです。
高感度試験系の前培養で嫌気培養用の装置は必要でしょうか?
嫌気培養用の装置は必要ありません(通常のインキュベーターは必要です)。
化粧品や食品などのサンプルで試験可能でしょうか?
本試験系は検体として細胞懸濁液を想定しております。そのため、化粧品など細胞を含まない検体でのデータはございませんので、適切な前処理をご検討いただいたく必要がございます。